[2025年版]ポルトガルのワーホリ申請(現地申請できません)

2025年現在、ポルトガルのワーキングホリデーの申請方法について、紹介できればと思います。
3カ国目のワーキングホリデー
アザラシのワーキングホリデー3ヶ国目として、ポルトガルを選択しました。今まで申請したカナダ、ハンガリーとは異なり、現地での申請ができなかったため、日本に一時帰国し申請をしました。
ポルトガルを選んだ理由
ポルトガルはシェンゲン協定加盟国なので、その他の加盟国内でしたら、パスポートチェックもいらない国内線扱いで旅行することができます。
またリスボンは空港が市内から近く、30分以内で空港まで向かうことができます。頻繁に旅行をする身としてはありがたい立地です。
西欧に位置しますが、通貨が€の国の中でも、物価が安い事も決め手の一つです。
近年物価はどんどん上がっているようですが、それでも食費は安く、住居費もシェアハウスを選択すれば東京と相違ない程度です。
冬でも温暖な気候と、美味しい食事、人も温かい方が多いので、結果今まで滞在した国の中で一番でした。
ワーキングホリデー申請条件
ポルトガルのワーキングホリデーは日本国内からのみ申請が可能で、現地申請は受け付けていません。申請条件の公式サイトはこちらから確認ができます。
- 日本国民であり、申請時点で日本国内に居住していること。
- 12か月以上有効なパスポートを所持していること。
- 申請日時点で18歳以上30歳以下であること。
- 扶養家族は同伴しません。
- 帰国航空券の証明または生計手段の証明を含む、渡航費および滞在期間を支える十分な財源を保有していること。
- 入院費用および医療帰国費用をカバーする、滞在期間中有効な旅行保険および健康保険に加入していること。
- 犯罪歴がなく、犯罪歴の確認が可能です。
満たすべき追加条件:
- 以前にプログラムに参加したことがないこと。
- 到着日から1年後に退去する必要があります。延長は認められません。
- 仕事は休暇に付随するものであり、参加者は恒久的な労働契約を結ぶことはできません。
- ポルトガル語および/または文化のコースを受講できます。
ポルトガルのワーキングホリデーにかかる費用
ポルトガルのワーキングホリデーのネックとなるのが、他の国より遥かに高額な資金証明書です。
項目 | 費用 |
---|---|
ビザの申請費 | 無料 |
健康保険(1年) | 円 |
ポルトガルまでの航空券(片道) | 60,000〜200,000 円 |
資金証明 | 16,000 円 |
合計 | 円 |
申請をするための書類の準備をする
アポスティーユ付きの犯罪経歴証明書の準備
ワーキングホリデーの申請には、アポスティーユ認証がされた無犯罪証明書(犯罪経歴証明書)の取得が必要です。申請から受領まで最低1ヶ月はかかりますので、ビザの申請を決めたらまず一番初めに取り掛かってください。
詳細はこちらの記事で解説しています

ポルトガルの滞在先を決定する
ポルトガルのワーキングホリデービザを取る際に、何かしらの滞在先の住所が必要です。一時的(入国後1〜2週間)に滞在する場所である、Airbnbやホテルの住所でも問題ありませんが、事前に準備をしましょう。
詳細はこちらの記事で解説しています
![ポルトガルのお部屋探し[ビザ申請にも住所が必要]](https://azarashiworld.jp/wp-content/uploads/2025/03/img_article84-320x180.jpg)
資金証明書の準備
ポルトガルのワーキングホリデーは、資金証明が他国に比べて高額です。
銀行では英文の残高証明書を発行ができますが、有料かつ発行に数週間かかるなど、使い勝手はあまり良くありません。
無料で残高証明を即日発行できる、PayPay銀行がおすすめです。
詳細はこちらの記事で解説しています。

また、証券口座の残高も証明書として使うことができました。
その場合も、同じく証券会社に英文の証明書を発行してもらうことが必要になりますので、注意です。
ポルトガルまでの航空券の購入
航空券の予約証明書の提示が必要になります。
十分な資金証明が提示できれば、片道のみのチケットでも許可されましたが、基本的には行きと帰りの往復チケットの予約証明書が必要です。
航空券は航空券の比較サイト「Skyscanner」がおすすめ!

アザラシは、日本→韓国→バルセロナ→ポルトガルといったルートで、片道66,000円程度でした。
健康保険に加入する
ポルトガルのビザを申請するためには、事前にシェンゲン協定加盟国全体で適用がされる健康保険への加入が必須となります。
詳細はこちらの記事で解説しています

証明写真を準備する
6か月以内に撮影された背景無しのカラー証明写真が必要です。
サイズは 35x45mm(3.5×4.5 cm) で、最低2枚はあると良いと思います。
ワーキングホリデー申請の流れ
滞在先住所と、健康保険、犯罪経歴証明書(無犯罪証明書)の準備ができたら、オンラインからワーキングホリデービザの申請をします。
申請からビザ受け取りまでの流れは大きく分けてこちらの3ステップです。
- アカウントを作成、フォームを入力し大使館での面談を予約
- 予約日程に大使館に出向く
- ビザが出るのを待つ
申請書類をしっかり準備すれば出戻りも少なくスムーズにビザが取れると思います。
それでは流れを確認して行きましょう。
E-Visa portalより登録し、必要事項を入力した後に準備したすべての書類をアップロードします。
アカウント登録、フォームと、書類アップロードページについての解説は、こちらより確認ください。
指定した日時に在日ポルトガル大使館へ向かいます。
- ビザポータルからフォーム送信した際にDLできる申請書類
- 証明写真
- 犯罪経歴証明書
- 航空券の予約証明
- 健康保険の加入証明
- 資金証明書
すべての書類を確認し、不備があればこの時点で指摘と再提出を求められます。
再提出はメールベースで行える場合もありますが、直接再度出向かなければならない場合もあるため、遠方に住んでいる方は、不備がないよう完璧に準備すると良いと思います。
また、この時点でパスポートは大使館預かりになります。
ビザ発給までは海外旅行やその他パスポートが必要な手続きなどはできませんので注意です。
ビザが発給されると、郵送でビザが貼られたパスポートが返却されます。
秋頃の申請だったため、半月程度で受け取ることができましたが、ヨーロッパの学生の移動が多い夏前〜夏にかけてなどは特に混み合う可能性があります。
余裕を持った申請ができると良いでしょう。
ビザを受け取るまでどのくらいかかった?
書類に不備があったため1度却下されてしまった経緯もありますが、書類準備から2ヶ月、申請から1ヶ月程度で受け取ることができました。
- (9月中旬)犯罪経歴証明書の申請
- (9月下旬)犯罪経歴証明書の受け取り、アポスティーユの申請
- (10月初旬)アポスティーユ認証をした犯罪経歴証明書の受け取り アカウントを作成、フォームを入力、面談の予約と申請
- (10月中旬)ポルトガル大使館での面談
- (10月下旬)書類不備により申請却下、再度提出に出向き再審査申請
- (11月中旬)ビザ発給、郵送でパスポートが届く
アカウント作成、フォーム入力方法はこちらから
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画像付きの4800文字を超えるボリュームで、STEP1のフォームを使ったワーキングホリデービザのオンライン申請方法を解説しています。