ロサンゼルスってどんなとこ?旅行前に調べてみた[おすすめ映画・本も紹介!]
旅行前にその土地のことを調べてみたシリーズ、ロサンゼルス編です!ロサンゼルスに行く前に見ておくと楽しめる映画、読んでおくと良い書籍の紹介も。
ロサンゼルスってどんなとこ?
場所
アメリカ合衆国カリフォルニア州の南側に位置する都市であり、人口も全米2番目に多い世界的に見ても間違いない大都市です。
ビバリーヒルズ、サンタモニカ、ロングビーチ、ハリウッドなど有名観光地が含まれており、身近な映画や音楽がこの地から生まれていることも多々。文化的にも魅力的で、温暖な気候も相まり、多くの人にとって憧れの場所でもあるでしょう。
天気
年間降水量は少なく、1年を通して温暖です。夏は40度近くなることもあるが、基本的には乾燥しているため夕方は涼しく羽織りものが必要なことが多といった特徴を持ちます。
歴史的にみたロサンゼルス
元々は沿岸部にインディアン部族が居住していましたが、18世紀ごろからスペインからの入植者がやってきて、インディアン部族を捕らえ労働力として支配をしていました。
1821年にメキシコが独立すると、一時的にメキシコ領になりますが、すぐに起こったアメリカ・メキシコ戦争内で反乱をきっかけにカリフォルニア共和国が独立。アメリカ合衆国の領地となりました。
飛躍的に発展するのは20世紀に入ってからであり、油田の発見、航空機産業の発展、映画産業の発展などが挙げられます。また、いち早く高速道路を整備し、自動車交通も発展しました。
第二次世界大戦中には、軍事物資や原油の供給地として発展しましたが、沿岸部で日本による攻撃で沈みゆく船が目撃されたり等、恐るあまりに日系人の強制収容が行われるなど、日本とつながりが深いが故の暗い歴史も持っています。
大戦後は、戦地から戻る若者が多く居住し、住宅供給が問題になるほどに人口が膨れ上がりました。
現在では、アジア系・ヒスパニック系移民も多く居住し、さまざまな人種が居住しています。
ロサンゼルスの有名観光地
サンタモニカ
ロサンゼルスのダウンタウン西側に位置する海に面した都市で、太平洋を一望できるさまざまなビーチがあります。
ビバリーヒルズ
ハリウッドセレブなどの多くの邸宅が並ぶ、高級住宅街です。特に高級ブティックが立ち並ぶロデオドライブは有名で、観光名所にもなっています。
ハリウッド博物館
ドルビー・シアターやグローマンズ・チャイニーズ・シアターなど、ロサンゼルス観光の目玉でもあるハリウッドにある博物館です。あらゆる名作の小道具、衣装、写真など貴重なコレクションが展示されています。
ユニバーサルスタジオ・ハリウッド
日本でもお馴染みのユニバの本場です。実際にスタジオが併設されており、Netflixのドラマ「私の初めて日記」などはここで撮影されたようです。
グリフィス天文台
ロスの夜景が一望できるスポットとして有名です。天文台ではプラネタリウムが楽しめます。
ロサンゼルス近郊の観光地
ディズニーランド・パーク
お隣アナハイムには、世界ではじめにできたディズニーランドがあります。向かいにはディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークと合わせて2つのパークがあります。
エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム
大谷選手も所属する、メジャーリーグ球団「ロサンゼルス・エンゼルス」の本拠地です。生ける伝説をこの目で見れるのは今だけ!
パーム・スプリングス
車で2時間ほどで行けるパーム・スプリングスというリゾート地があります。スパやショッピング、ゴルフなどを楽しめます。毎年4月に行われるコーチェラフェスティバルも、パーム・スプリングスの近くです。
ロサンゼルスが舞台の映画
パルプフィクション
カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したクエンティン・タランティーノ監督のクライム・ストーリー。二人組のギャングや強盗を計画するカップル、八百長ボクサーなどさまざまな登場人物が行う犯罪がやがて交錯していく。
ロサンゼルスを舞台に、時系列バラバラのオムニバスストーリーが進みます。暴力的でユーモア溢れるタランティーノらしい一作です。
(500)日のサマー
運命の恋を夢見る男の子と、真実の愛なんて信じない女の子の、ビタースウィートな500日ストーリー サマーに恋をした、最低で最高の500日。 建築家を夢見つつ、グリーティングカード会社で働くトムは、秘書として入社したサマーに一目惚れしてしまう。意気投合し、いいムードになった二人。トムがサマーに「彼氏はいるの?」と聞くと、サマーの答えはノー。恋愛と友情の間に果てしなく広がるグレーゾーン。人を好きになるって、どうしてこんなに楽しくて切ないんだろう。誰もがまた恋したくなる、二人の(500)日がはじまる!
ロサンゼルスらしいランドマークは一切登場しない、多くのシーンはダウンタウンで撮影されていて、普通に住んでいる若者達を描いているのがリアルでいい。ちなみにアザラシはサマーの気持ち分かりすぎる
ラ・ラ・ランド
夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセブ(セバスチャン)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる・・・。
グリフィス天文台を擁するグリフィス・パークにあるキャシーズ・コーナーで2人がダンスするシーンは最高にロマンチック。夕焼けがめちゃくちゃ綺麗ですよね。
ロサンゼルスを知ることができる本
大統領とハリウッド アメリカ政治と映画の百年
1915年公開の『國民の創生』を皮切りに、ハリウッド映画はアメリカ大統領を描き続けてきた。作中の大統領には人々の不満や希望が投影される一方、現実の政治はF・D・ローズヴェルトからケネディ、レーガンと時代が進むにつれ、ハリウッド流のイメージ戦略を活用していく。名画から日本未公開作品まで250本以上の映画をもとに、政治との相互作用を読み解き、トランプ大統領に翻弄されるアメリカの本質に迫る。
歴史・情勢と国民の感情はいつどこでもリンクしていてそれが作品にも現れる!知っている映画にも、こんなバックグラウンドが読み取れるのかと、面白い一冊でした。
アメリカの排日運動と日米関係 「排日移民法」はなぜ成立したか
20世紀初頭のカリフォルニア州を舞台に始まった日本人移民の排斥は、長らく2国間関係の懸案事項だった。その歴史を膨大な資料をもとに丹念にたどり、移民問題が日米関係に与えた影響、また日米関係が移民問題に与えた影響を読み解く。