ハンガリーのお部屋探し[到着前でも準備ができる]
ハンガリーでビザを申請するには、どこかしらの滞在場所(住所)が必要になります。実際にアザラシがお部屋を探すためにしたことを紹介しています。
ビザを取るには、まずお部屋探し
ハンガリーで何かしらのビザを取得する際には、滞在先の住所が必要です。
現地でワーキングホリデービザを申請した際にも、Enter Hungaryから滞在先の住所が入力がないと、申請自体が完了することができない仕様になっています。
お部屋探しをするにあたり、滞在する家は滞在期間をカバーするまとまった契約である必要はなく、ホテルやAirbnbなどでも申請自体は可能です。ただ現地申請の場合、ビザ発行までに平均2〜3ヶ月かかると考えると、ビザが届く頃には住んでない短期滞在場所で申請することは後々面倒になる可能性があります。
そのためアザラシは、長期滞在できる家を見つけてからビザ自体を申請することにしました。
そもそものカルチャーショックなのだけど、ハンガリーでは長期のビザを持っていなくても、1年契約などでアパートを借りることができます。ビザ申請通らなかったらどうすんだ….
お部屋探しの基本情報
ハンガリーのお部屋探しは、基本的にはインターネットで全て行えます。
お部屋探しのサイト
不動産会社のサイト
不動産の売り買い、賃貸などを取り扱っている、不動産会社のサイトです。1人〜2人程度の1Rや1DKの物件はそもそも少なく、あっても割高な場合があります。
物件検索のサイト
こちらの2サイトは、不動産エージェント・個人オーナーどちらが持っている物件も掲載されているサイトになります。Chromeだったら日本語翻訳で確認もできます。
内部のシステムは繋がっていて、同様の物件が表示されるので、どちらかというとingatlan.comを見ることをオススメします。
- Realestate.hu
英語を含め15ヶ国語に対応しています。次に紹介するingatlan.comと内部のシステムはつながっているようで、同じ物件も掲載されています。 - ingatlan.com
対応言語はハンガリー語、英語、ドイツ語のみだけれども、iOSとアンドロイド用のアプリを提供しています。Realestate.hu と裏側は同じシステムで、物件IDは同じになっています。同じIDの物件でも、こちらのサイトの方が、ハンガリー語で詳しい情報が載っていました。
Facebookグループで、個人間のやりとりが可能です。手軽に使える分、詐欺などの場合もあるので、内見前に契約したりデポジットとしてお金を送るなどはしないよう、気をつけて使用する必要があります。
- Rent a flat / room in Budapest
- Budapest Sale & Rent Apartments
お部屋探しによく出てくるワード
エリア
ブダペストはドナウ川を挟んで、左側がブダ地区(I、II、III、XI、XII、XXII)、右側がペスト地区(IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XIII、XIV、XV、XVI、XVII、XVIII、XIX、XX、XXI、XXIII)になります。
アザラシはI、II、V、VI、VII、VIII、IX(1、2、5、6、7、8、9区)あたりで探しました。ローマ数字が見慣れなくて、全然頭に入ってこなかった!
Rezsiköltség(Overhead)
ガス・水道・光熱費を指します。シェアハウスなどの場合、まとめて家賃に含まれる場合もありますが、シェアハウスとかではない場合、基本的には使用量を家賃と別に支払う形になります。また、毎月定額を決めて徴収しているオーナーもいるので、契約時に聞くと良いでしょう。
Közös költség(Common fee)
アパートメントの、ゴミ出しやお掃除、管理や修繕等の共益費になります。
お部屋探しの注意点
ハンガリーでお部屋探しをする際にいくつか注意点があります。後々のトラブルがあったときに相違がないようにこの2点だけは、気をつけて意識できるといいと思います。
必ず内見してから契約する
物件は必ず内見してから決めてください。写真じゃ分からない家屋の傷みや、思ってたより綺麗だった!なんてこともあります。
また、駅やバス停からの距離、家の周りに何があるか、付近の治安、ご近所さんの様子なども確認ができます。
契約書はハンガリー語/英語もしくは日本語併記で用意してもらう
契約書は自身が理解できるように読み込むためにも、ハンガリー語にプラスして、英語もしくは日本語併記で用意してもらいましょう。
アザラシは、まさか日本語併記ができると思わず、英語併記で用意してもらいました。読むのに時間がかかってると、日本語併記でもできたのに…とため息つかれたので、一度聞いてみると吉!まじ失礼なエージェント!
また、理解するまで読んで、わからない部分は質問。面倒くさがられたとしても、根気強くやるべきです。
ハンガリーに着く前からでも準備はできる
実際にメッセージを送り始めるのは入国の1週間程度前から、また内見をするのはもちろん入国してからになります。
サイトを触っておこう
どうやってサイトで物件を検索するのか、どうやってメッセージを送るのかは予め確認しておく事ができます。
- エリアごとの家賃相場をあらかじめ知る
あらかじめ物件を見て相場を知ることで、月の費用を概算することができます。また、相場に比べて安すぎる物件は、何かしらの問題がある可能性が高いです。良い物件がどんどん無くなっていくのは切ないですが、見ておくのが良いでしょう。 - 光熱費や共益費の相場を知る
家賃は安くても、光熱費や共益費が高く設定されている場合もしばしば。また、使用量で支払いとなる場合と、月額固定で決まっている場合もあります。家賃+その他のかかる費用の総額で、いくらになるかは知っておいた方が良いです。
目ぼしい物件をリストアップしておく
内見が可能な日の1週間程度前から、サイトURLと必要情報をリストにまとめておくと良いと思います。物件の投稿はいきなり削除されることもあるので、スクショを撮ったり、家賃やエリア、基本的な費用についてはメモをしておくと良いでしょう。
また、アザラシがお部屋探しをした時期が8月とヨーロッパの学生が動く時期(繁忙期)だったこともありますが、メッセージを送っても10件に3件程度しか返って来ませんでした。気になった物件は積極的に送っておくことで時間をロスせずにすみます。
質問内容、確認事項をテンプレ化してまとめておく
内見の約束を取り付けるまでの、テンプレを作成しておく
英語で送るのが無難かと思います。ハンガリー語で送っても、正しいのか正しくないのかの判断までは難しいし、後ほどハンガリー語でしかやりとりができないと難しいと思うので。
- 簡単な自己紹介
- どのくらいの期間滞在予定か
- いつから滞在したいのか
- その他マストで聞きたいこと(Wifiは部屋についてるか、ガス水道光熱費など総費用 等)
内見に行った際に、確認することをまとめておく
内見が決まって、オーナーや不動産担当者に会うまではあっという間です。聞かなければならないこと、確認することは事前に想定できると思いますので、準備しておきましょう。
アザラシは、スプレッドシートに、日/英/ハンガリー語でそれぞれ確認事項を記入して、いつでも見れるようにしておきました。
- 契約書をハンガリー語と英語併記で作ってもらえるか
- 毎月の家賃の支払い方法
- 緊急時にどこに連絡すればいいか
心配事は全てメモして、明確にしておきましょう!
いざ内見
アザラシは、ingatlan.com で見つけた1Kのお部屋の内見を取り付けて、見に行くことが出来ました。
オーナーは別にいて、不動産仲介業者を通している物件だったため、内見は仲介業者の担当者が対応してくれました。担当者は内見要員で細かい話などは、あまり認識していないような感じだったので、基本的な質問と、部屋の状態を確認して、決めることが出来ました。
- 部屋の写真を撮る
- デポジットについての確認
- ガス水道光熱費についての確認
- 共益費についての確認
家は場所も良く、その場で契約をしたいと伝え、契約のアポイントメントを取り付けてもらいました。また、契約は当日ではなく、次の日にオフィスに出向いて行いました。
契約時に確認すること
契約は実際に不動産オフィスに出向いて行いました。内見時に聞ききれなかった細かい部分を契約書と共に確認します。
分からないことは、その場で確認し、解答を得て事前に準備していたスプレッドシートにメモしていました。
- 家賃の支払い方法
- 退去の連絡はいつまでにする必要があるか
- デポジットは戻ってくるか?
契約自体は、契約書にサインし、デポジットをオーナーの銀行口座へ支払って、完了となりました。
デポジットは、はじめ現金で欲しいと言われましたが、オーナーとの交渉の結果、ハンガリーの銀行への振り込みで行えることになりました。
ハンガリーの銀行口座は持っていなかったため、Wiseのマルチカレンシー口座より国内送金扱いで、デポジットの支払いを行いました。
最後に引き渡しの日程を決めて、無事完了となりました。
引き渡し時に確認すること
契約が完了したら、部屋の引き渡しについて日程を決め、物件の担当者と待ち合わせをします。当日は家の前で落ち合って、鍵やアパートメントのルールなど教えてもらいます。
- 備品の状態チェックを行う
- 傷や汚れなどを写真に撮る
- コンロ、オーブン、洗濯機、冷蔵庫などの使い方を聞く
- 見落としがちな外のこと(ゴミの分別、郵便ポスト)についても聞こう
特にコンロ、オーブン、冷蔵庫、洗濯機などの最重要家電については、動くかどうかも確認する必要があります。
アザラシのお部屋探しは入国後1週間で完了!
事前に準備できることはしていったので、かなりスムーズに決定。
こんな流れで無事に、お部屋が決まりました!
- (入国2週間前)物件リストを作成
- (入国1週間前)物件リストをもとに連絡
- (入国 7月23日)入国 一時滞在のホテルに宿泊
- (内見 7月29日)内見して、気に入ったので決定
- (契約 7月30日)次の日に契約
- (引き渡し 8月1日)入居完了!
事前準備ってとっても大事!異国なら尚更!