カナダでワーキングホリデーを現地申請してみた
カナダ国内で、ワーキングホリデーを申請する方法について、紹介できればと思います。
なんで現地申請したのか
今まで旅行などでカナダに滞在したことがなく、初めて行く海外で、本当に問題なく働けるのかが心配だったからです。
無理だったら帰国する、と会社に約束して行っていたので、半分賭けのような状態でした。ただ、無事入国しカナダに降り立った瞬間に「あ、この国住めるわ」となったので、全然問題ありませんでした。
申請時点で観光ビザだけど働いて大丈夫?
観光ビザでの入国の場合、現地のカナダ人向けに商売をしたり、カナダの企業に勤めたりしてしまうと、違法就労にあたります。必ず就労ビザが必要です。
ただ、アザラシの場合は、日本企業で日本人のみに対して商売をしているため、いわゆるワーケーション状態で違法就労にはあたりません。
これもかなりの懸念点だったので、あらかじめ出国前にカナダと、ビザ切り替えの際に一時的に滞在したアメリカでも、問い合わせをしてみました。
それでも入国時は慎重に
ただ、入国を決めるのは入国審査官なので、下手に仕事の話をすると疑われて別室送りになる可能性も十分あります。「あくまで日本から給与をもらっていて、この国にお金を落とす観光客である」ことを忘れないようにしてください。
実際にカナダの入国審査官に「なんで観光なのにカナダに2ヶ月もいるの?」と質問され、ドキッとしましたが「初めての滞在で、この後ワーキングホリデーの申請を考えているから」と答えたら大丈夫でした。
ワーキングホリデー申請条件
カナダのワーキングホリデーは日本国内からまたは海外からの現地申請が可能です。
申請条件の公式サイトはこちらから確認ができます。
- 申請は1回のみ
- 日本国民であること
- カナダ滞在中有効な日本のパスポート所持していること
- カナダでの労働許可証は、パスポートよりも長く有効にすることはできません
- 申請時に日本在住であることを証明するもの
- これは、日本の居住地または郵送先住所のいずれかを提供する必要があることを意味します
- 18歳以上30歳以下であること
- カナダでの費用をまかなうために最低2,500カナダドルを持っている
- 滞在期間中の健康保険に加入している
- カナダに入国する際に、この保険の証拠を提示する必要がある場合があります
- カナダへの入国が認められていること
- 出発前に往復航空券を持っているか、カナダでの許可された滞在の終わりに出発航空券を購入するための財源があることを証明します
- 扶養家族を同伴しないこと
- 指定の手数料を支払うこと
ワーキングホリデー申請の流れ
オンライン申請用のアカウントを作成して、IECのプール登録
オンライン申請用のアカウントを作成します「GC Key」
登録できたら、オンライン上でワーホリビザ(IEC)の登録を進めます。これを終えるとプールに自分の申請が入り、審査中となります。
ここからは、招待状(インビテーション)が下りるのを待ちます。
申請の時期によって受け取るタイミングが変わります。ぎりぎりの申請だと、来年に持ち越されてしまう可能性があります。余裕を持って申請しましょう。
IECより招待状が届いたら10日以内に申請をスタートさせる
10日以内に、申請を開始すればOKです。
書類の提出は、申請開始をしてから20日以内になります。
申請スタートから20日以内に、ワーキングホリデービザ申請書類をオンラインで提出
招待状が届いてからの期限はとっても短いため、あらかじめ下記の書類は用意しておきましょう。
- Family information form(IMM5707)
- レジュメ
- パスポート
- デジタル証明写真
申請費用の支払い
申請費用の支払いは、クレジットカードまたはデビットカードで可能です。
- ワーホリ申請費用
- バイオメトリクスの費用
カナダビザ申請センターでバイオメトリクスの登録を行う
アザラシの場合は、カナダ国内のService Canada Centerで行いました。
ワーキングホリデービザ審査開始
バイオメトリクスの申請が終了後、ワーホリビザが承認されると、「Correspondence Letter」がアカウントに届きます。
必ずプリントアウトして持っていきましょう。
2022年3月半ば頃に申請を始めて、1ヶ月程度で承認まで完了しました。
ワーキングホリデービザの発給
カナダ入国時に移民局に「承認レター」とパスポートなどの必要書類を持参し、正式にWork Permitを発給してもらいます。
現地申請の場合、何が違う?
基本的に申請は全てオンラインで行われるため、違いはほとんどありません。
ただ、下記の点が異なるかなと思います。
- バイオメトリクス(生体認証)をカナダ国内で取ること
- 観光ビザ→ワーホリビザに変更するため、第三国に出国し、再入国すること
国内での、バイオメトリクス(生体認証)の取得
STEP4の「申請費用の支払い」が完了すると、「生体認証(バイオメトリクス)指示レター 」が届きます。
詳しくはこちらの記事で説明しています。
ビザ切り替えのため、第三国に出国し、再入国
ワーホリビザ承認後は、1年以内にカナダに再入国ワーホリビザを発給する必要があります。
承認を受け取った時点でカナダにいたので、再入国のために旅行がてら、アメリカに行ってきました。
入国し、ビザの発給
キオスクで情報入力
空港に到着したら、税関申告のキオスクがあります。日本語も選択できるので、手順に従って進めましょう。
- 渡航目的:就労・就職
- カナダでの滞在期間:365日
申告が完了すると、レシートが印字されるので、受け取って入国審査に向かいます。
入国審査
こちらは対面での入国審査になります。
先ほどの税関申告書のレシートと、パスポートを審査官に渡します。
ワーホリで来たと言ったら、移民局(immigration)へ向かうよう、案内されました。
荷物を全て受け取ってから、移民局(immigration)へ向かいます。バンクーバー国際空港では、入口前に荷物を置くスペースがあります。
移民局でビザ発行
移民局では、入口に人がいて、案内をしてくれました。
アザラシは16:00頃に到着する便だったのですが、1時間半くらい待たされたと思います。
と〜〜〜〜〜ても退屈
- パスポート
- 承認レター
- 残高証明(カナダでの費用をまかなうために最低2,500カナダドルを持っている)
- 保険の証明(滞在期間中をカバーしたの健康保険に加入している)
途中で必要書類を回収しにきてくれたのですが、アザラシの時は「パスポート」と「承認レター」のみでした。
その後、名前が呼ばれて、ワークパーミット(労働許可証)をもらい、期限などが問題ないか確認して完了です!