日本の仕事を続けながら、自己都合で海外移住してみた

海外移住は夢？

みなさんも一度は「海外に住んでみたい！」と思ったことはないでしょうか。
しかし現実は、語学、ビザ、仕事 等、現実的な問題があるため、夢で終わっている方も多いと思います。

アザラシも海外旅行が好きで、「いつか世界1周をしたい」「いろんな国に行ってみたい」など夢を膨らませていたことがありました。
目標を立て、一つずつできることを増やしていき、周りの方に協力いただきながら少しずつ実現することができています。

夢ではあるのですが、やり方次第で大抵のことは現実にすることもできるということを知っていると、次に何をすればいいのかが見えてくると思います。

仕事について

アザラシは現在、Web制作関連の仕事についています。
仕事を選んだきっかけは、リモートワークができて、インターネットとパソコンがあれば世界中どこからでも仕事が出来るという点にありました。

アザラシの勤めている会社は、コロナ前からいち早くリモートワークを導入しており、コロナ禍を経て、より会社全体で推進していました。そういった経緯もあり、日本にいる時から、場所を選ばずフルタイムでリモートワークをさせてもらっていました。

海外に居住しながらの勤務についても、会社とその労務士の方に相談し、税務上・法律上で問題ない事を確定させました。ただ、海外から本当に業務が可能なのか未知数だったため、「無理だったらすぐに戻る」との条件付きでのスタートでした。

「居住者」か「非居住者」かで変わる納税

契約は日本にいた時と全く変更なく、フルタイムで正社員のリモートワーカーです。
ただ、1年以上海外に住む場合（住む予定がある場合）、海外転出届を役所に出し、日本の「非居住者」となります。

この居住者/非居住者の区分が、仕事と納税に対して大きく影響してきます。
居住者と非居住者の区分については、国税庁のWebサイトをご確認ください。

非居住者の所得税の扱い

日本が租税条約を結んでいる国へ滞在する場合、「非居住者」の納税は住んでいる国（居住国）にする事になるため、日本での源泉所得税の徴収がなくなります。
年の途中で出国する場合は、出国の日までに稼いだ所得について確定申告を終えてから出国する必要があります。

非居住者の住民税の扱い

住民税については、日本での前年度の所得（1〜12月までの）に対して、次の年の6月〜翌5月末まで後払いで課税がされます。
そのため「非居住者」になった翌年の5月までは支払い義務がありますが、それ以降は支払いがなくなります。

アザラシ

所得税と、ちょい遅れで住民税がお給料からは引かれなくなるよ

海外リモートワークの納税について

実際に居住国で納税した時の記事になります。納税方法などは自分で調べて行う必要があります。
日本にいる時でも確定申告など面倒で難しいと思ってやっていましたが、海外となると倍くらい大変です！試行錯誤して2週間くらいかかりました。

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アザラシ

思い出しただけで心臓がキューってなる

社会保険の扱いについて

通常「非居住者」になった方の、国民健康保険や国民年金は任意加入となります。
ワーホリなどの短期滞在で日本を離れる人は大抵仕事を辞めていくため、あまり迷うことはないのですが、アザラシの場合は違いました。

厚生年金についてはできれば払いたいと思っていたアザラシ。ただ、健康保険についてはできれば払いたくないと思っていました。なぜなら、下記の理由です。

社会保険の扱い

会社で相談した結果、社会保険に関しては会社と当人の労働条件によって変わるため、アザラシの場合フルタイムで働くなら、居住国がどこであろうと、加入義務は変わらないという見解でした。
そのため、社会保険（厚生年金、健康保険、雇用保険、労災保険）はそのまま継続加入となりました。

アザラシ

一時帰国で毎日病院通い

と言っても心配なので、海外旅行保険・もしくは現地保険には入ることにしました。地味に痛い出費だったりします。

ビザ

海外で仕事するためには、必ず働けるビザが必要です。ビザがないと居住国に納税ができず脱税扱いに、また違法就労は強制送還の対象です。
仕事の調整もですが、合わせてビザについても調べておく必要があります。

アザラシは20代なので、まだワーキングホリデー制度を使って、居住国で働けるビザを手に入れることが可能でした。

30代に突入しても、コロナ禍以降リモートワークビザ（所得制限あり）、投資ビザ等を外国人向けに発行している国がいくつもあり、これからも増えていく印象です。

アザラシ

30超えても、その国が必要としている職種のスキルがあればビザ取得はできますよ！

語学

どこの国に行っても、基本的には英語が使えると公的手続きをはじめとして、家探しやその他の契約などにに便利であることは間違いないです。
語学は一朝一夕で身に付くものでもないので、いつか海外に居住したいと考えているなら、その時点から勉強を始めておくことをオススメします。

アザラシ

アザラシもぜんぜんダメだけど、どうにかなってる！

海外居住でも、仕事は日本としているので、語学が伸びるか？というと全然で悲しくなることもありますが、腐らず続けています。減ることはないのでね！

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アザラシは現在レッスン27000分超えの「マスター」レベルです！毎日コツコツ頑張って今年で4年目。海外の人と話すのに躊躇はないレベルにはなれました。
英語の他にも、中国語、韓国語も学べるよ

アザラシ

アザラシと一緒に語学学習を頑張ろう！

自己都合の海外移住どうだった？

自分が今の状況に至るまでに、同じような境遇にいる人を、インターネット上でほぼ見つけることができませんでした。

正直手探りでやっていた部分もあったため、準備はとっても大変でした。協力してくれた会社や労務士さんに感謝でいっぱいです。

結論から言うと「会社員のままで海外居住はやろうと思えばできる（海外転勤や駐在での例はよく見る）」のだけど、会社都合でなく自己都合でやろうと思うと「色々面倒だから、会社として協力してくれる所がかなり少なそう」という印象でした。

アザラシ

結果…運がよかった部分もある！

新しい働き方が普及して、海外に居住するハードルも年々低くなっていると思います。この記事がこういった働き方、生き方をしてみたいと考えている方の参考になればと思っています。

アザラシ

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海外リモートワーク、海外移住、ワーキングホリデーなど、生の体験談を発信する、旅する愉快な鰭脚類。
趣味はごはんを食べること、お腹がすいたり眠くなると機嫌が悪くなる。
アザラシを中心に世界が回っていると思っている。