マルチカレンシー口座「Wise」で海外送金、現金引き出しも楽々!
マルチカレンシー口座「Wise」を使った入金、送金、両替についてご紹介します。
マルチカレンシー口座とは
1つの口座で、複数の通貨を保管することのできる口座のことをいいます。
両替、支払い、送金、受け取りがそれぞれの通貨で行えて、通常作成が難しい他の国の銀行口座と同様の使い方ができる優れものです。
デビットカードも併せて作成ができる場合があります。
Wiseについて
マルチカレンシー口座のWiseは49の国の資金(口座情報)を保有することができ、77か国へ海外送金ができます。
現地の口座を開設することなく、給与や年金の受け取りが可能で、開設の際に送られてくるデビッドカードを使えば、現地での決済もすぐに始められます。
また、他の銀行や送金サービスと違い、上乗せされていない本当の為替レートで両替ができるため、手数料が少ないのも特徴です。130,000円の日本円を米ドルに両替して、手数料は1,000円程度でした。
Wiseの口座を開くには
オンラインでの口座開設が可能ですが、原則作成する国の居住者であることが必要なようです。
長期の旅行などで海外転出届を出す予定がある場合、非居住者になる前に作っておくことをお勧めします。
口座開設に必要なもの
- マイナンバーカードのみ
非居住者手続き等で返納されてないもので、通知カードでは申し込みができません。 - 身分証明書+マイナンバー関連書類
身分証明書に使用できるもの
- 日本の運転免許証
- 2020年2月以前に発行された日本国パスポート
- 在留カード
マイナンバー関連書類
- マイナンバー通知カード
- マイナンバーカード
- 住民票の写し(6ヶ月以内発行のもの)
身分証と一緒に写真取って送ったりなど、変わった認証方法だったよ
身分証が承認されると、デビッドカードが1ヶ月以内くらいで届きます。
予定日も書かれていますが、大抵遅れてくるので、予定日を過ぎたら問い合わせをしてみましょう。
Wiseの使い方
入金方法(チャージ方法)
チャージしたい通貨の「追加」ボタンをクリック。入金額を入力します
送金の理由を選択し、続いて入金方法を選択します。
口座振込の場合、振込先がPayPay銀行なので同銀行からだと手数料が無料です。
振込先を確認し、記載されているちょうどの額を、指定の口座まで振り込みます。
手数料は各銀行によって変わり、振込手の負担になります。
振込がすぐにできる場合、振込後に「銀行振込が完了しました」をクリック
すぐに対応できない場合は「後で入金する」で手続きを保留することもできます。
PayPay銀行からの振り込みだと、休日でもほぼ即時に金額が反映されるよ!
両替方法
両替したい元の通貨の「両替」ボタンをクリックします。
両替したい額と、両替したい先の通貨を選択し、金額を確認します。この時に、両替手数料も確認ができます。
「続行する」をクリックすると、最終確認の画面へ遷移します。「両替をする」ボタンで両替完了です。
カナダのマルチカレンシー口座に、お金が追加されます。
カナダドルの決済を、wiseのデビットカードですると、カナダドルの残高から金額が引かれます。
送金方法
送金したい元の通貨の「送金」ボタンをクリックします。
送金先を選択します。wiseのアカウントを持っている者同士だと、同通貨では手数料なしで送金が可能です。金額を入力し「続行」を押します
「確認して送金」を押すことで即時、相手に送金が可能です。
その他各国の銀行口座にも送金手続きは可能です。
注意しておきたいこと
wiseでの現金引き出し
月に2回、合計30,000 JPYまで無料で出金できます。それ以降は、1回の取引につき70 JPYの手数料がかかります。これは固定手数料です。月間30,000 JPYを超える現金を出金する場合は、1.75%の手数料が加算されます。
また、上記の引き出しにプラスして、ATMでの手数料が請求される場合があります。
日本で引き出しに使えるATMは下記の3つのATMのみです。
- イオン
- イーネット
- デイリーヤマザキ
入金は銀行送金・デビットカード経由でしかできない
wiseでは現金を入金することができません。
必ずどこかしらの銀行か、どこかしらの銀行に繋がっているデビットカードから入金する必要があります。
ラスベガスのギャンブルでお金が増えた時に、wiseに入金できればな〜と何度思ったことか
結局長期滞在の場合は、現地の銀行を作るのがいちばん使い勝手良いかもです。
Apple Pay / Google Payに登録できない
デビットカード自体は、タッチ決済ができる優れものですが、日本のwiseのカードはApple PayやGoogle Payに追加ができません。
他の国発行のカードではできるので、早く対応してなと思っています。
物理カードなしでお出かけしたいよ〜
アカウントに入れられるのは100万円が限度
全ての残高を併せて100万円を超える金額の保有ができません。
もし、何らかの形で100万円以上の残高になったまま30日を経過すると、アカウントが閉鎖になる場合があるそうです。
wiseを使いこなして旅行をスムーズに
このようにwiseはとっても便利なマルチカレンシー口座です。
行く国にもよりますが、北米は特にカード社会になるので、デビッドカードが使えるとかなり楽になります。
慣れない貨幣でお金数える必要なくなるよ!もちろんチップ計算もとっても楽です。
WIseでの口座開設はこちらから